「烏賊墨染インクの開発」から浸染商品、そして「シングラーズ」店舗経緯
平成元年8月1日、函館市の魚として「イカ」 が制定されました。
「イカ」 は食用のほか、内臓のゴロ・目・骨などが技術開発により商品化されておりましたが唯一ゴロに付着しているイカ墨だけが廃棄処分されていました。
屋外広告業を営む当社(㈲文字堂)は1976年(昭和51年)創業以来の技術を以て、2001年(平成13年3月)函館地域産業振興財団とグループ数社のご協力のもと、そのイカ墨から型染用インクを 開発することができました。このことにより、イカは全ての部位が何らかの役に立つということからゼロ・エミッション効果にも貢献することとなりました。
出来上がったイカ墨インクは、本当に綺麗なセピア色を呈してくれました。ラテン語で「甲イカ」のことを「SPEIA(セピア)」セピア色の語源となっています。
当社では、この色を最大限に活かす製品つくりはできないかと試作を重ね、「烏賊墨染製品」を販売するまでにこぎつけました。
2003年(平成15年)函館金森倉庫群の「BAYはこだて」にて当社オリジナルデザインによる函館限定手づくり品、烏賊墨染工房「シングラーズ」をオープンし現在に至る。